お客様が口にする言葉のなかに、『掛け捨て』という言葉があります。
私的に掛け捨てを説明すると、
①定期保険
②貯蓄性がない
という2つの条件を満たしたものです。
例えば、医療保険ですが、
『いつまでの保障が望ましいですか?』
と質問すると、大半は、
『一生涯の保障』
と答えます。
期間が一生涯のモノでも、ほぼお金が貯まらない医療保険は多々あります。
でも、お客様は貯蓄性がないことから『掛け捨て』に分類します。
でも、一生涯の保障なので保険自体を捨てることはないでしょう。
私は、このような保険を『持ち続け保険』と位置付けております。
つまり、終身医療保険は、保障として一生保有する予定の保険なので貯蓄性など不要です。
貯まったところで、解約して貯まったお金を使うことは考えにくいからです。
医療保険の選び方で間違った考え方は、
『病院でかかったお金を補填したい!』
です。
比較すべきは、入院や手術の際にかかる費用ではありません。
『払った保険料』
と
『もらう給付金』
の比較です。
例え、入院や手術に掛かったお金より、給付金が上回ったとしても、
払った保険料が給付金より多ければ『貯金しておけば良かった!』となります。
払った保険料分を給付金で取り戻すことは至難の業です。
しかし、万一を考えると、不安だと思います。
私は、日本の高額療養費制度を考えれば、入院日額5000円(手術給付金・先進医療付き)の終身医療保険で十分と考えております。
ただし、ガン保険はハイスペックをお勧めします!
検査技術が発達しており、早期発見が可能になっております。
今では、複数回のガン診断給付金の商品も多々あります。
金銭的に言えば、一度ガンになったとすると、ガン保険の一生分の保険料は給付されます。
転移や再発、治療期間に応じて複数年に渡り給付金を受け取った場合は、支払保険料の数倍の給付金が受け取れるでしょう。
ガンになる確率よりも、老後を迎える確率の方が圧倒的に高いので、老後資金の検討も忘れずに!
生命保険会社のCMに惑わされぬよう、気を付けてくださいね!