万が一のときの家族の保障
家族の生活を支えている方に万が一があった場合、家計に及ぼす経済的影響をカバーする保障が必要です。目的に合った、正しい保険の選び方を見ていきましょう。
遺族年金・住宅ローンなどを考慮して保障を選ぼう
お子様がいて、厚生年金に加入している方に万が一があった場合、月額10万円以上の遺族年金が支給されることがあります。
また、住宅ローンを組んでいた場合、団体信用生命保険に加入していれば契約者が死亡した後の残りのローン残高がなくなります。
遺族年金や住宅ローンを考慮した不足分を計算し、受取人(配偶者など)主導で保険種類や保障を検討することをおすすめします。
万が一があったときに、いくらあれば将来にわたって生活できるのか、夫婦でしっかりと話し合うことが大切です。
特に、遺族年金などの計算方法は年々変わっていますので、プロのFPに相談しながら不足分を計算し、保障を考えるのがよいでしょう。
設計例
35歳 男性 既婚 子供あり住宅ローンあり
保険種類 | 収入保障保険 |
年金月額 | 20万円(年額240万円) |
保障期間 | 65歳 |
保険料払込期間 | 65歳 |
設計のポイントは?
■収入保障保険は、高額な保障に安い保険料で加入できるメリットがあります。ただし、掛け捨ての定期保険なので、無事に満期を迎えた場合にお金が戻るということはありません。
■この方の遺族厚生年金や住宅ローンの消滅などを考慮し、不足分を計算して年金月額を算出しました。毎月20万円を、ご家族が受け取る設計です。
■収入を見込んでいる期間を、保障期間・保険料払込期間としています。