資産を効率的に運用する

すぐに使わないお金は運用しよう

退職金・保険金・満期金・現金の相続など、すぐに使う予定のないまとまったお金は、運用するのがおすすめです。

その理由は、日本や世界全体を見てもインフレ(物価の価値が上がること)が長期的に少しづつ進行しているからです。

例えば、インフレ率(物価上昇率)が1%の場合、1000万円の30年後の価値は742万円程度になります。今、1000万円する高級車は、30年後は約1348万円ないと購入できない計算です。

現金をそのままの状態や預貯金で持っていると、インフレとともに勝手に価値が下がってしまうので、物価上昇率に沿った運用は不可欠です。

リスクとメリットのバランスを考えながら運用する

インフレが少しづつ進行している中では「運用しないこと」のほうがデメリットになり得ます。
資産運用は、デメリットを考えすぎてメリットを見逃さないようにすることと、少しの勇気が必要です。

銀行の預金ではインフレ率と同等の金利は付きにくいので、それ以外の方法で運用するのがよいでしょう。

しかし、安易に自分で行う投資・投機は、リスクが大きいので注意が必要です。
一攫千金を狙って経験がないのにFXや株に手を出し、資産を失う方も多く存在するからです。

比較的安全で現金化しやすい運用を心がけましょう。

設計例

60歳 男性 退職金受け取り直後

保険商品一時払い米国ドル建て終身保険
一時払い保険料1,000万円
8年後の返戻金見込1,200万円

設計のポイントは?

■退職金2,000万円のうち半分(1,000万円)は住宅ローン繰り上げ返済や緊急用の預金として取っておき、残りの1,000万円を運用します。

■ドル建ての保険商品は円建てと比較して高い利率がつくので、まとまったお金の運用におすすめです。

■好きなタイミングで現金化が可能なので、老後の大きな安心材料にもなるかと思います。