相続に備える
相続は誰にでも訪れます。
その際、遺産の大小に関わらず必ず行うことは「遺産分割」です。
兄弟がいる・不動産がある場合は注意しよう
一人っ子は比較的楽ですが、配偶者以外の相続人が複数いる場合や、不動産など分けにくい財産をお持ちの場合は特に注意が必要です。
遺産分割の不公平から不平不満につながり「争族」に発展することは珍しくありません。
「兄弟姉妹の仲が良いから大丈夫」と思っているのは親だけかもしれません。
被相続人自身が主体的に対策しておくことにより、自分が亡くなった後に残された配偶者・子供たちは円満な遺産分割ができます。
専門家に相談しておくと安心
相続対策をする際はご自分で遺言書などを用意してもよいのですが、相続税や遺産分割協議時の相続人同士のトラブルを考えると、FPや弁護士などの専門家に相談するのが安心です。
特に、相続税の非課税枠は小さくなってきていますので、専門家に相談しながら効率よく相続できる方法を考えましょう。
設計例
65歳 男性 無職
目的 | 相続税における生命保険非課税枠の効率的な活用 |
法定相続人 | 3人(妻・子2人) |
保険商品 | 一時払い米国ドル建て終身保険 |
一時払い保険料 | 1,000万円 |
保障額 | 約1,500万円 |
設計のポイントは?
■相続税の生命保険非課税枠は、法定相続人1人につき500万円(経営者の場合は2倍の1,000万円)です。相続税が大幅に軽減されますので、活用しましょう。
■この方は法定相続人が3人なので、生命保険の非課税枠MAXの1,500万円(500万円×3人)の保障がついた生命保険を設計しています。
■払ったお金(一時払い保険料:1,000万円)に対して、亡くなった時に相続人の手にわたるお金(保障額:約1,500万円)が1.5倍です。かなり効率的な相続対策です。
70歳 女性
目的 | 遺産分割を円満にする |
相続財産 | 不動産3,000万円・現金2,000万円 |
法定相続人 | 2人(夫:他界・子2人) |
保険商品 | 一時払い米国ドル建て終身保険 |
一時払い保険料 | 1,000万円 |
保障額 | 1,500万円 |
設計のポイントは?
■2人の法定相続人のうち、1人が不動産(3,000万円)を、もう1人が現金(2,000万円)を相続すると、1,000万円の不公平が生じます。不公平軽減を目的とした設計です。
■「不動産を相続する方」を保険金の受取人とします。受取人が保険金1,500万円のうち1,000万円を「現金を相続する方」にお渡しすることで、相続時の不公平が無くなります。
■残りの500万円は、相続税や今後の固定資産税の支払いにお使いいただくとよいかと思います。
■払ったお金(一時払い保険料:1,000万円)に対して、亡くなった時に相続人の手にわたるお金(保障額:1,500万円)が1.5倍です。かなり効率的な相続対策です。
遺産分割は、家系や故人の想いによって複雑になりがちです。
被相続人様の想いを反映させ、残された相続人から不平不満が出ないような対策が必要です。
まずは、相続に強い当社FPに無料でご相談ください。